電波プロダクトニュース



170206_01
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
2月6日 170206_01 ローム 半導体集積回路 セミカスタムIC 一般民生用

自動車向けハイレゾ音源対応サウンド・プロセッサ「BD34602FS−M」を量産


ハイレゾ音源対応
サウンド・プロセッサ
「BD34602FS−M」

 ロームはハイレゾ音源対応のサウンド・プロセッサ(アナログボリューム)を開発し、1月から量産開始した。EV、PHVなど自動車の静音化とともに、車室内でハイレゾ音源を楽しみたいというニーズに対応。ボリューム切り替え時の耳障りなポップノイズの発生を大幅に軽減。ボリュームを下げても大音量時の音質を維持し、臨場感を感じる音質設計に仕上げた。

 現在、1億1千万台のカーオーディオ市場の約10%がハイレゾ音源対応になっているが、今後急速にハイレゾ音源対応品が普及するとみている。また、ハイレゾ音源対応化が進むことで現在、カーオーディオ市場の約半分を占めるといわれているアナログボリューム採用比率が上がり、デジタルボリュームを大きく上回ると予想してハイレゾ音源対応カーオーディオ用に拡販していく。

 サンプル価格2千円/個(税別)。1月から月産10万個体制で量産を開始した。前工程がローム浜松(浜松市)、後工程がローム インテグレーテッド システムズ(タイランド)。

 新開発のハイレゾ音源対応サウンド・プロセッサはオーディオSoC(D/Aコンバータ)の後段、パワーアンプ(スピーカーアンプ)の前段に使用して6チャンネルの音量を調整。0.6マイクロメートルBiCDMOSプロセスを採用。24ピンSSOPパッケージで供給する。

 16年12月に量産を開始したハイレゾ音源対応のハイエンドAVアンプ用サウンド・プロセッサに用いた28の音質に影響するパラメータをハイレゾ音源対応カーオーディオ用に最適化した。


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