電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
1月27日 170127_01 アルプス電気 光関連部品 光部品、光モジュール 通信インフラ用

光トランシーバー向けチャッキングエリア付き狭幅非球面ガラスレンズ「FLGPJシリーズ」


「FLGPJシリーズ」

 アルプス電気は26日、小型・高密度化が進む光トランシーバ向けに、チャッキングエリア付き狭幅非球面ガラスレンズ「FLGPJシリーズ」を開発、7月から量産開始すると発表した。製品上部にレンズをつかめる部分(チャッキングエリア)を設け、セット組み立て時の取り扱い性を向上させた。将来の100Gbpsマルチチャンネル光トランシーバなどでのニーズに対応する。

 昨今、スマホなどのモバイル機器の普及に加え、光ファイバなどを利用した広帯域通信網の整備が進み、SNSや動画配信など大容量データを送受信するサービスが登場している。今後はIoTの導入拡大により、そのスピードはますます加速が予測される。

 このため、データセンターやインフラ事業者は、光トランシーバをはじめとする光通信システム用機器を小型化し、限られたスペースに複数設置することなどで通信ネットワークの大容量化に対応しており、同機器に搭載される電子部品への小型・高密度化要求も高まっている。

 同社はこれまで、光トランシーバ向けに幅、高さ1ミリメートルの角型非球面ガラスレンズを長年手がけてきたが、今回、チャッキングエリア付きで狭幅の非球面ガラスレンズを新たに開発した。

 FLGPJシリーズは横幅0.6ミリメートルと狭幅化を実現。製品上部のチャッキングエリアにより、セット側の組み立て実装時や調整時の取り扱い性を高め、高密度実装に貢献する。小型ながら有効NA(開口数)0.5を実現。鉛フリーガラスを使用し、RoHS6/REACHに準拠。

 光通信用レンズはサブミクロン精度の設計が求められる。「新製品は長年培ってきた技術を活用し、レンズの小型・高品質化を図るとともに、チャッキングエリアを設けることで組み立て実装時にレンズを左右に調整しやすくした」(同社)。

 サンプル価格は3千円(税込み)。7月から長岡工場(新潟県長岡市)で月産5千個の量産を予定する。


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