170127_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
1月27日 |
170127_02 |
インターシル |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
自動車機器用 |
車載自動緊急通報システムの充電を長時間維持可能なバッテリチャージャー「ISL78693」
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ラインディレクターと コラーマネージャー |
インターシルはこのほど、車載自動緊急通報(eCall)システムのバックアップ・バッテリの動作時間を延長するバッテリ・チャージャ「ISL78693」を発表した。
同製品は競合製品に比べ、リーク電流を最大4分の1の3μAに低下でき、eCallシステムのバックアップ・バッテリの充電状態を長期間維持することができる。
安全機能の一環として自動車メーカーの多くが緊急テレマティクス・システムを導入している。18年3月までに欧州とロシアでeCallシステムが義務化され、車載テレマティクス製品の出荷台数は21年までに年率19%の成長が見込まれている。日本でも救急自動通報システム「D―Call NET」の試験運用が始まるなど、普及促進に向けた動きが出始めている。
エドワード・J・コラーストラテジックマーケティングマネージャーは「逆リーク電流を最大3μAに抑えることで、400mAhバッテリによる充電状態を維持することができる。バッテリ温度監視機能と3.6Vの低い出力電圧はバッテリの保護と動作時間延長を可能にする」と話す。
自動車メーカーは数カ月間、駐車したままになっていた自動車が事故を起こした場合でもeCallシステムの動作を確保する必要がある。同製品はこうした顧客の課題を解決する。
同製品は3メートル角のDFNパッケージで提供され、AEC―Q100に準拠している。温度範囲は−40―+85度。
同社は車載分野を重点市場の一つと位置付け、取り組みを強化している。今回発表したバッテリ・チャージャをはじめパワーマネジメント関連でビジネスを拡大。ADASやインフォテインメントなど、幅広い車載アプリケーションに注力している。
オートモーティブ事業を統括するナイル・ラインディレクターは「車載事業は当社の中でも高い成長率を誇る重要な柱の一つ。16年はグローバルにおける車載事業の売上高は18%成長した。17年も2桁成長を見込んでおり、取り組みを強化していく」と話す。
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