半導体製造装置電源規格SEMI F47に対応、88％の高効率を実現した一般産業機器向けAC-DC電源600Wモデル

コーセルの「ＰＪＡ６００Ｆ」

　コーセルは汎用一般産業機器向けユニット型シングル出力ＡＣ−ＤＣ電源「ＰＪＡシリーズ」に、６００Ｗモデル追加開発し、販売を開始した。３年後には年間３億５千万円の売上げを見込む。

　電源の市場では高性能化、低価格化要求とともに、高信頼性への要求が強まっている。ＰＪＡシリーズは、高信頼性が要求される一般産業機器向けに開発した製品で、既に発売している１００Ｗ／１５０Ｗの２モデルに合わせ、今回の６００Ｗを加え、全３モデルとなる。

　動作温度範囲は−２０―＋７０度と広い範囲で使用可能。効率は従来品に比べて４％向上し、８８％の高効率を達成している。コーティング仕様、リモートコントロール仕様、並列運転・アラーム・リモートセンシング仕様など、多彩なオプションを用意。さらに半導体製造装置の電源に要求される規格であるＳＥＭＩ　Ｆ４７規格に標準対応している。

　無償補償期間は５年。ＵＬ、Ｃ−ＵＬ、ＤＥＭＫＯといった安全規格および高調波電流規制に対応し、全世界への輸出が可能。

　サイズは、１２０×６１×２１５ミリメートル。