170118_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
1月18日 |
170118_01 |
TDK |
受動部品 |
インダクタ・トランス |
移動体通信機器用 |
スマホやタブレットPCに最適な、小型で大電流対応可能なメタル系薄膜インダクタ
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TDKの薄膜インダクタ |
TDKは1608サイズのメタル系薄膜インダクタ「TFM160808ALCシリーズ」を開発した。低直流抵抗で低損失、大電流を実現。スマホなどの電源用パワーインダクタとして適する。当初、月産1千万個を予定し、量産を開始した。引き続き2016サイズ、2012サイズをラインアップ予定。
スマホやタブレットPCなどは、多機能化によって必要とされる電源電圧が多岐にわたることから、パワーインダクタの使用点数が増加傾向になる。
パワーインダクタには小型で大電流対応が求められ、しかもバッテリの長寿命化に伴う低損失化が要求される。
これまでパワーインダクタはフェライトコアを用いた巻線、積層タイプ、さらにはメタル系の巻線、積層タイプなどが供給されてきたが、同社が開発したのはメタルをコア材に使用し、薄膜技術によるプロセスで製品化した薄膜パワーインダクタ。
磁気ヘッド技術で培った薄膜プロセスおよび受動部品事業で培った材料プロセスを融合。独自の薄膜パターンニング技術と金属磁性材料をコア材に使用。
これによって、1608サイズと小型で、従来の0.47μH品に比べて、直流抵抗を約30%低減。さらに新たに開発した金属磁性材料を採用することで、低損失な製品特性を実現した。
その結果、同社の従来製品に比べて、出力電流10m―2.5Aの範囲で約1%の高率が向上。電源効率の改善に寄与する。
インダクタンスは0.47μH。直流抵抗は62mΩ。定格電流は2.6A。
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