自動車向け、最高使用温度200度対応のリード線タイプ積層セラミックコンデンサ

村田製作所の自動車用 ２００度対応リードタイプ 積層セラミックコンデンサ「ＲＨＳシリーズ」

　村田製作所は最高使用温度２００度対応のリード線タイプ積層セラミックコンデンサ「ＲＨＳシリーズ」を開発した。自動車のエンジンルーム周辺など高温環境に搭載される機器などの需要に応える。サンプル価格２００円（税別）／個。イワミ村田製作所（島根県大田市）で５月から量産を開始する。

　開発したリードタイプ積層セラミックコンデンサ、ＲＨＳシリーズは高耐熱積層セラミックコンデンサを新開発の高耐熱樹脂でコーティングし、最高使用温度２００度を実現した。リード線タイプのため、ノイズ発生源近くに溶接やかしめで接続することができる。

　外形寸法４.０×３.５ミリメートルまたは５.５×４.０ミリメートル（定格電圧と静電容量の組み合わせ）、リード線間２.５ミリメートルまたは５.０ミリメートルの選択が可能。ＡＥＣ―Ｑ２００、ＩＳＯ７６３７―２規格の過渡サージ試験に対応。

　▽使用温度範囲−５５―＋２００度▽定格電圧２００Ｖｄｃ、５００Ｖｄｃ▽静電容量範囲１００ｐＦ―０.０１μＦ▽温度特性７Ｊ特性。