170111_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
1月11日 |
170111_01 |
TDK |
受動部品 |
コンデンサ |
一般産業用 |
太陽光発電用インバータやUPS等のEMI除去に最適な高耐圧フィルムコンデンサ
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TDKのX2クラス フィルムコンデンサ |
TDKは定格電圧を350Vに高耐圧化したEPCOSブランドのフィルムコンデンサ「MKPシリーズ」を発表した。太陽光発電用インバータやUPSなど、特に産業分野における各種電子機器の入出力EMIフィルタとして適する。既にサンプル出荷を行っており、中国の珠海工場で量産を開始する。
新製品は電源1次側、2次側のノーマルモードノイズに作用し、ライン―ライン間に接続され、耐電圧サージなどのクラスX2の安全規格を満たしたX2クラスコンデンサ。
誘電体フィルムにはメタライズドのポリプロピレンフィルムを採用し、樹脂ケース化したリードタイプ。これまで定格電圧は305Vの設計だったが、新シリーズでは350Vに高耐圧化した。
また、85度、85%RH、330V印加、1千時間の耐湿負荷試験で、静電容量変化率が7.5%を上回らないことが確認されている。さらに高いリップル電流容量を得ている点も特徴的。最高動作温度は110度。
そのため、北米市場での用途を中心とした入力フィルタや、太陽光発電用インバータの出力フィルタといったEMI除去に最適。さらに350Vまで高耐圧化したことで、電力事情が不安定な国、地域で安心して使用できる。
静電容量範囲は0.47μ―10μF。静電容量に応じてULとENの規格に準拠。ボックス、充填エポキシ樹脂ともにUL94V―0に適合する。
リードピッチは27.5ミリ、37.5ミリメートル。ケースサイズは最小11×31.5×19(高さ)ミリメートル。最大33×42×48(高さ)ミリメートル。
EPCOSブランドのフィルムコンデンサは、小型の白モノ家電や各種電子機器向けから、産業機器、自動車向けの高信頼性品、さらには鉄道、電力インフラ、エネルギー関連の大型品まで幅広く供給できる製品をラインアップしている。
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