170109_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
1月9日 |
170109_02 |
ルネサスエレクトロニクス/TTテック |
半導体複合部品 |
機能モジュール |
自動車機器用 |
ADAS(先進運転支援システム)向け、高度自動運転(HAD)プラットフォーム
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開発したHADプラットフォーム |
ルネサスエレクトロニクスと輸送機関、航空機分野の自動運転のシステムで実績のあるオーストリアのTTテック(TTTECH AG)は、自動運転車用車載制御ユニット(ECU)の開発期間を短縮する高度自動運転(HAD)プラットフォームを共同開発した。同製品の価格、販売時期は未定で、TTテックから販売を予定する。
自動運転車は20年の市場投入に向けて各社が開発を加速化させており、カメラ、レーダーなどの複数のセンサーによるセンシング処理、経路計算、制御など大規模で複雑なソフト開発が必要になる。そのため、複数のチームによって並行して開発が進められる。それぞれのソフトがCPU、アクセラレータ、ネットワークといったハードのリソース競合がなく、システム統合されることが求められる。
新プラットフォームは、並行して開発された複数のソフトを統合して実車で動作検証できるように、ルネサスの車載用SoC「R−CarH3」と車載制御用マイコン「RH850/50P1H−C」を用いたキットに、TTテックのADAS(先進運転システム)向けソフトのプラットフォーム「TTインテグレーション」を搭載した。OEM、Tier1メーカーは、自動運転用ECUのプロトタイプの開発期間を短縮可能となる。
今回開発したHADプラットフォームは、昨年10月発表したルネサスの「HADソリューションキット」の拡張展開として、複数のソフトウエアを統合して実車評価できるようにしたもので、自動運転に向けたECU開発をさらに加速させることが可能となる。
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