MEMS構造採用で最大32Gまで測定可能な小型加速度センサー

グループ会社カイオ二クス社の 小型加速度センサー

　ロームは最大±３２Ｇまで測定範囲を広げた小型加速度センサーを１２月から販売する。

　振動検知や衝撃検知に適した±３２Ｇまでの加速度を検出できる。±８Ｇ、±１６Ｇ、±３２Ｇの三つの検出範囲を設けた。

　ランニングシューズ、産機用モーター、歩数計、洗濯機などに供給する。グループ会社のカイオニクス社（ニューヨーク州イサカ）が開発した。

　９月からサンプル出荷を始め、１２月から月産能力１００万個で量産を開始する。サンプル価格１５００円（税別）／個。

　同社従来品より高い加速度の検知に適したＭＥＭＳ構造を実現している。

　最大２５.６ＫＨｚのサンプリング・レートや、従来の加速度センサーに比べ約３倍最大６ＫＨｚの高い共振周波数で振動検知、衝撃検知精度を高めた。耐衝撃性、耐久性にも優れている。