電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
11月28日 161128_01 三菱マテリアル 半導体素子 ディスクリート 自動車機器用

車載エンジン向け200度での動作を保証したチップサーミスタ


三菱マテリアルの「TAシリーズ」

 三菱マテリアルは導電性接着剤による実装が可能な200度での動作を保証した完全モノリシック構造のチップサーミスタ「TAシリーズ」を世界で初めて開発した。自動車におけるエンジン周辺の高温環境下での採用を目指し、12月から量産を開始する。

 新製品は、高温環境下での安定性に優れた独自のサーミスタ材料と素子構造、加えて高信頼性の端子電極技術を一体的に組み合わせた完全モノリシック構造。そのため、250度で2千時間放置しても抵抗値変化率がわずか0.6%と、高温環境でも高い信頼性を有する。

 また、製品サイズも柔軟に変えることができ、特に小型化に優位性を発揮する。

 外部電極として、Ag―Pd(銀―パラジウム)電極材を新たに開発したことにより、高温環境下においても導電性接着剤との高い接合信頼性が得られる。

 自動車では、エンジンやトランスミッション周辺に搭載されるECUなどは150度を超える過酷な環境で動作するため、電子部品の動作保証温度の高温化要求が一段と高まっている。今回開発したのは、高温環境下での実装として、一般的な鉛はんだの代替材料である導電性接着剤を用いることができる。

 自動車における信頼性試験・AEC―Q200に準拠。

 形状は1005サイズから対応。公称抵抗値(25度)は33kΩ±1.0%。公称B定数(25度/50度)は3650K±1.0%。


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