161124_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
11月24日 |
161124_01 |
太陽誘電 |
受動部品 |
インダクタ・トランス |
一般民生用 |
大電流が流れるLED照明の電源用チップビーズインダクタ
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太陽誘電のノイズ対策部品の 電源用チップビーズインダクタ 「FBMH4532MM182PT」 |
太陽誘電はノイズ対策部品の製品ラインアップを拡充している。既にLED照明の電源用チップビーズインダクタ「FBシリーズ・Mタイプ」を販売しているが、新たに大電流対応を強化するため、4.5×3.2×3.2ミリメートルサイズの「FBMH4532MM182PT」を開発、サンプル出荷を始めた。中之条工場(群馬県中之条町)において、月産100万個体制で量産を開始した。サンプル価格は30円。
チップビーズインダクタは抵抗成分の多いフェライトを積層した構造で、高周波帯域でノイズを熱に変えて吸収する働きを持つ。多くの電子機器においてノイズ対策部品として利用されているもの。
[独自の内部構造採用]
新たにラインアップしたのはLED照明のAC―DCコンバータなど、特に大電流が流れる電源回路向けノイズ対策部品として開発したもの。「FBシリーズ・Mタイプ」は、独自の内部構造を採用。新製品は10M―100MHzの周波数帯にインピーダンスのピークが来るよう構造を最適化。測定周波数10MHzのインピーダンスは1800Ω、30MHzでは1万Ω(同社測定条件による参考値)と、従来のラインアップでは対応が難しかった10M―100MHz周波数帯のノイズ対策向け電源用チップビーズインダクタとして新提案する。
省エネなどの視点から照明機器のLED化が急速に進んでいる。直流電流で発光するLED照明には、供給される交流電流を直流電流に変換するAC―DCコンバータが搭載されている。特にデザイン性を重視する照明においては、小型・軽量化に対するニーズが高まっている。
同社では、従来100MHz以上のノイズ対策で使用しているFBシリーズ・Mタイプの内部構造を10M―100MHzの周波数帯に最適化。ノイズ抑制効果を得ることに成功した。
[小型・軽量化を実現]
これまで、10M―100MHzの周波数帯のノイズ対策にはACラインフィルタやコモンモードチョークコイルが使用されていた。新製品はこれらと比較して小型・軽量化が実現できる。引き続き、市場ニーズにマッチした商品開発に注力し、定格電流の向上や高信頼性化など、ラインアップのさらなる拡充を進めていく。
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