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日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
12月11日 |
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クアルコム |
半導体集積回路 |
マイコン・DSP |
移動体通信機器用 |
モバイル用4G・LTE対応64ビットプロセッサ「スナップドラゴン410」
米クアルコムは9日、モバイルプロセッサ新モデルとして4G・LTE対応64ビットプロセッサ「スナップドラゴン410」を発表した。中国をはじめとする新興市場向け低価格端末をターゲットとして、14年上半期にサンプル出荷開始の予定で、下半期には同プロセッサ搭載の150ドル以下のスマートフォン(スマホ)が登場する見通しだ。
スマホの主要市場は、今や中国やインドなどの新興市場。特に中国では、今月に入って国内のキャリア3社に4Gサービスの事業免許が交付され、今後LTE加入者数が急増するとみられている。
新興市場向けの低価格スマホを対象としたプロセッサでは、台湾のメディアテックもTDD/FDD―LTE対応クアッドコアSoCをリリースするなど、競争の激化が予想されているが、業界トップのクアルコムは同社初となるPC並みの処理能力を持つ64ビットCPUで、ライバル企業との差別化を図る。
スナップドラゴン410は、28ナノメートルプロセス技術を適用。GPUはクアルコムの「アドレノ306」。1080p映像再生、最大1300万画素カメラをサポートする。LTEワールドモードほか主要3G方式に対応し、Wi―Fi、ブルートゥース、FM、NFC機能も装備。
また、GPS、GLONASS、中国の「北斗」などの主要衛星測位システムをサポート。OSはアンドロイド、ウインドウズフォン、ファイアフォックスに対応する。
64ビットモバイルプロセッサは、米アップルが9月にリリースした最新スマホ「iPhone5s」に採用。これに対してクアルコムは、当時「開発中ではあるが、エコシステムが整うまでは投入しない」としていた。
同社半導体部門中国事業担当、ジェフ・ローベック副社長は「クアルコムはモバイルエコシステムの64ビットプロセシングへの移行を支援していく。スナップドラゴン410は、今後リリースされる多くの64ビット対応プロセッサの最初の製品となる」と述べた。
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