世界最小サイズのブルートウーススマートモジュール

村田製作所は、世界最小の5.4×4.4ミリメートルサイズBluetooth Smartモジュールを開発し、12月から量産を開始する。

　世界最小サイズの小型SMDタイプとアンテナ内蔵SMDタイプ（外形寸法7.4×7.0×1.0ミリメートル）を取りそろえた。生産は小松村田製作所（石川県小松市）と深セン工場の2工場で行う。

　体温計、血圧計、活動量計などのヘルスケア／スポーツ＆フィットネス機器をはじめ、時計、メガネなどのウエアラブルコンピュータ、リモコン、玩具、鍵などのホーム／エンターテインメント機器、タグ、マウス、キーボードなどのモバイル／PCアクセサリ機器向けなどに供給する。

　昨年6月から小松村田製作所で量産している同社従来品（アンテナ付きタイプ、外形寸法20×13×2.4ミリメートル）に比べ実装面積は4分の1、消費電力も大幅に抑え、同社従来品がコイン電池（CR2032）連続動作9―10カ月だったのを、今回4年に延ばした。

　Bluetooth Smart Ready対応製品と通信可能。モジュールで電波法およびBluetooth認証を取得しているため、開発コストを大幅に削減できる。Network ProcessorおよびStand Aloneの2通りの構成に対応する。

　任意にデータを送受信する同社オリジナルプロファイルMurata Simple Data Profileで簡単に任意データを送受信できる。Bluetooth v4.0に必要な全プロトコルスタックを内蔵している。

　仕様は▽無線出力0dBm▽通信距離30メートル▽インターフェイスUART/SPI/2IC/GPIO/ADC/Quadrature Decoder▽消費電流＝瞬時ピーク電流4.5mA、Deep Sleep電流0.6μA以下、通信時平均電流6μA（20バイトのデータを1秒に1回送信時）。