130426_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
4月26日 |
130426_02 |
ルネサス |
半導体集積回路 |
汎用リニアIC |
一般民生用 |
センサーシステム向け低消費電力のスマートアナログIC
ルネサス エレクトロニクスは、センサーシステム向けの回路構成や特性を変更可能なアナログ回路を搭載した「Smart Analog」製品群において、低電圧・低消費電力版「Smart Analog IC300シリーズ」の2品種を発表した。
新製品は、回路構成と特性を変更できるアンプを搭載した回路構成可変型のRAA730300と、利得のみ可変可能な微弱な信号増幅用の汎用計装アンプ型のRAA730301。
サンプル出荷は4月開始、量産は6月からを予定している。サンプルの単価は回路構成可変型が520円、汎用計装アンプ型が350円。
同社は、マイコンとアナログ半導体とを組み合わせたセンサー向けに、回路構成や特性を変更可能な新タイプのアナログ回路を搭載した製品群を「Smart Analog」として展開している。新製品は、昨年10月に発表した「Smart Analog IC」に続く、低電圧・低消費電力版。ほかに、昨年11月にセンサー微小信号処理用アナログ・フロントエンド回路を搭載したマイコン製品「Smart Analog MCU」を発表している。
新製品は、従来の製品の電源電圧動作保証範囲が3.0―5.5Vに対して、2.2―3.6Vと低電圧化するとともに、全てのアンプに、電源電圧いっぱいまで許容するレール・ツー・レール入力機能を備えている。さらに、消費電力は最大62mWから22.4mWへと大幅に削減された。動作温度は-40―+105度C。パッケージは48ピンLQFPで7×7ミリメートル。
同社は、これらの特徴により、白モノ家電、ヘルスケア機器、防犯装置などに加え、バッテリ駆動のセンサー搭載機器への応用も容易になり、長時間稼働やバッテリの小型化によるシステムコスト低減が可能になるとしている。 |