CANインターフェース対応の慣性計測ユニット（IMU)

　セイコーエプソンは、慣性計測ユニット（ＩＭＵ）の新ラインアップとして、産業用途に最適なインターフェイスであるＣＡＮ対応の「Ｍ―Ｇ５５０―ＰＣ」と、ＲＳ―４２２対応の「Ｍ―Ｇ５５０―ＰＲ」を商品化した。５月からサンプル出荷、７月から量産を開始する。

　新製品は、産業分野で幅広く採用されているＣＡＮ・ＲＳ―４２２インターフェイスをそれぞれ標準装備した６自由度（角速度３軸および加速度３軸）のＩＭＵ。ＩＰ６７相当の防水性・防じん性を備えた金属筐体にパッケージされているため、耐環境特性の要求される用途での使用が可能。

　用途は船舶・自動車など大型機械のモーション計測・振動計測をはじめ、カメラ・アンテナなど安定化システムの振動検知・制御、無人機・無人システムの姿勢検知・制御（無人航空機、無人探査機、無人地上車両、無人水上艇、無人潜水艇など）、各種産業機器の振動計測・制御。

　また、耐ノイズ性能の高いＲＳ―４２２インターフェイス品「Ｍ―Ｇ５５０―ＰＲ」では、ＩＭＵから離れた場所（例えば２００メートルのケーブル長）で動作計測・制御・検査もすることができる。

　サイズは、５２×５２×２６ミリメートル（突起物含まず）。重さは約８５グラム。電源電圧は９―３０Ｖ。