130425_03
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
4月25日 |
130425_03 |
シャープ |
光関連部品 |
光部品、光モジュール |
一般産業用 |
37.9%の変換効率達成の化合物3接合型太陽電池セル
シャープは、三つの光吸収層を積み重ねた化合物3接合型太陽電池セル(約1平方センチメートル)で、世界最高の変換効率となる37.9%を達成した。
NEDOの「革新的太陽光発電技術研究開発」テーマの一環として開発に取り組んだもので、産業技術総合研究所(AIST)で測定結果が確認された。
化合物太陽電池セルは、インジウムやガリウムなど、2種類以上の元素からなる化合物を材料とした光吸収層を持つ、変換効率の高い太陽電池。
同社が開発した化合物3接合型太陽電池セルは、インジウムガリウムヒ素をボトム層として、三つの層を効率よく積み上げて製造する独自の技術を採用している。
今回、ボトム層を形成するインジウムガリウムヒ素の組成比を最適化することにより、太陽光の波長に合わせ、より効率的に光を吸収できるようになり、世界最高の変換効率を実現した。
今までの世界最高変換効率は米国のスペクトロラボが持つ37.8%、シャープは昨年12月に37.7%を達成していた。
今後、この開発成果を生かし、レンズで集光した太陽光を電気に変える集光型発電システムや、人工衛星など宇宙用、移動太陽など様々な用途での実用化を目指す。
さらに変換効率向上に取り組み、変換効率38%の達成を目指す。
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