電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
4月9日 130409_01 ローム 半導体集積回路 専用IC 移動体通信機器用

次世代タブレット向け新Atom専用の電力管理用IC


 ロームは、米インテルが次世代タブレット向けに開発した「Intel Atomプロセッサ(開発コードネーム=Bay Trail〈ベイ トレイル〉)」を用いたシステム構成に最適な専用パワーマネジメント(PM)ICを13年末から量産する。

 タブレット市場で最も低消費で高いパフォーマンスを提供できる新プロセッサとして期待されている新Atomプロセッサ専用のPMIC。4コア構成の新AtomプロセッサとロームのPMICを組み合わせてシステム構成すると、システム消費電力を大幅に低減できる。超薄型タブレット、タブレット可変型ウルトラブックなどの長時間駆動に貢献。タブレット市場に非常に価値のある性能を持った次世代Atomベースプロセッサを市場投入できる。  ロームの山葉隆久常務取締役LSI事業統括・品質担当は「インテルグループとは長年にわたって、最適なプラットフォーム構築のために共同開発体制を構築してきた。今回のPMICは最先端タブレット用SoCを発表してきたインテルモバイルコミュニケーショングループとの強固な協力体制を象徴する成果だ。プロセッサ駆動用専用ICという域を超えた理想的なパフォーマンスを実現した。優れたバッテリ寿命と最適化されたパワーマネジメントソリューションにより、タブレットユーザーは長時間の使用を楽しむことができる」と話している。

 ロジック部に18マイクロメートル、パワー部に0.35マイクロメートルの最新BiC―DMOSを採用。ローム浜松(浜松市)で前工程、ローム・アポロ(福岡県広川町)で後工程を行う。

 米インテルの新プロセッサ専用ICを量産するのは、インテル社が10年9月に製品発表し、10月から量産を開始した組込み用途向け「AtomプロセッサE600シリーズ」用LSIチップセット(インターフェイス・アウト・オブ・ハブ=IOH、パワーマネジメント=PM、クロックジェネレータ=CGの3アイテム4IC)に続く第2弾。

 2月末の米インテルの新Atomプロセッサの製品発表を受けて、今回の同プロセッサ専用PMICを3月初めからサンプル出荷している。



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