130312_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
3月12日 |
130312_01 |
セイコーエプソン |
受動部品 |
発振子・共振子、振動子 |
移動体通信機器用 |
基本波500メガHz対応の電圧制御水晶発振器(VCXO)
セイコーエプソンは、基本波で500メガヘルツまでの高周波に対応し、低ノイズ、低ジッタ特性を持つ電圧制御水晶発振器(VCXO)「VG―4513CBシリーズ」を開発し、サンプル出荷を開始した。サンプル価格は1千円。
新製品はLTEなどの高速、大容量通信システムや光伝送装置など、高周波で安定した通信を求める分野に向けて開発した。
これまでの一般的なATカット水晶振動子では、周波数特性が良好で可変・ノイズ特性に優れているが、高周波化のためには振動子を薄くする必要があり、量産性を考慮して200メガヘルツ帯を基本波とした設計が限界だった。500メガヘルツの発振に対応させるためにはPLLや逓倍などの二次的な処理が欠かせず、その障害として信号以外のノイズ発生によるジッタ特性の劣化や専用回路が必要なため、小型化に制約があった。
同社では、水晶素材とMEMSを組み合わせたQMEMS技術を活用し、基本波で500メガヘルツまでの発振が可能なATカット水晶振動子を開発。
さらにこの振動子に最適な低ノイズ、低ジッタを可能にする新開発のICを組み合わせることで、5×3.2×1.3ミリメートルの小型VCXOを実現したもの。
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