130311_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
3月11日 |
130311_01 |
ルネサス |
半導体集積回路 |
専用IC |
パソコン・OA機器・LAN用 |
USB3.0-シリアルATAブリッジLSI
ルネサスエレクトロニクスは、USB対応外付けストレージ機器の部品点数を削減するUSB3.0―シリアルATA(SATA)ブリッジLSIを製品化した。3月から量産を開始し、6月には月産50万個の生産を計画している。
USB3.0は、パソコン周辺機器などで広く使われるUSB2.0に比べて、10倍以上の転送速度5ギガbpsを実現する最新のUSB規格。高精細動画など大容量のデータを短時間に転送できることから、外付けハードディスク(HDD)など、各種ストレージ機器を中心に普及が始まっている。
製品化したUSB3.0―SATAブリッジLSIは、USB3.0と、HDDなどストレージの標準的なインターフェイスであるSATAとをつなぐLSI。ルネサスでは同ブリッジLSIを11年に製品化、今回製品化した同LSI「μPD720231」は第2世代品となる。
第1世代品では外付けで必要だった電圧レギュレータとパワーオンリセット回路を内蔵。ファームウエアをHDDやSSD(ソリッドステートドライブ)などSATAデバイス側に格納でき、外付けシリアルフラッシュROMも省略することができる。「同等機能を持つ市販製品の部品点数と比べ、部品点数を4割削減できる」(同社)とする。
転送速度6ギガbpsのSATA3.0対応で、USB3.0の高速性を十分に実現できる。ATAPIコマンドもサポートし、BD/DVDドライブの制御も可能で、USBインターフェイスを持つBD/DVDドライブの設計も容易に行える。
ルネサスでは、PC側でUSB3.0対応を実現するホストコントローラLSIも展開し、累計出荷数は6200万個を超える。「ホストコントローラで実績のあるPHYコアを採用しており、ホストシステムとの接続において安定した接続性を実現している」(同社)。パッケージは6ミリメートル角サイズの48ピンQFNを採用している。
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