130218_03
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
2月18日 |
130218_03 |
三菱電機 |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
一般産業用 |
定格1200Vで1200AのフルSiCパワー半導体モジュール
三菱電機は、全ての半導体素子をSiC(炭化ケイ素)による素子で構成する「フルSiCパワー半導体モジュール」で世界最大容量での動作を実現した。シリコンによるパワー半導体モジュールに比べ電力損失を75%低減でき、FA機器やエレベータ、太陽光発電システムなどの用途で応用を目指す。
動作実証したフルSiCパワー半導体モジュールは定格電圧1200V、定格電流1200Aの容量を達成した。
これまではダイオード、トランジスタ双方をSiCデバイスで構成したフルSiCモジュールは、定格電圧1200Vの場合においては、定格電流1千A以下に限られていた。
大容量対応に向け、三菱電機では、新たなモジュール設計技術を適用した。
大電流化に伴って高速スイッチング時に、瞬間的に電圧が上昇し電力損失が増えるとともに素子が破損するという課題がある。これに対し、同社ではモジュールの内部構造を最適化し、高速スイッチング時に発生する電圧上昇をシリコンと同等に抑制した。
また、大容量化に対応するため、モジュール内を2ブロックに分け並列化。並列間に流れる電流が不均一になるとモジュール内の温度が不均一になり、素子が破損する可能性があるが、モジュール内のチップ配置、配線を最適化することで均一化し、並列化を実現した。
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