130215_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
2月15日 |
130215_02 |
住友大阪セメント |
電子材料 |
電子材料 |
デジタル情報家電用 |
ナノテク技術を駆使した 高透明薄膜導電性フィルム
住友大阪セメントはナノ粒子合成技術や表面処理、成膜・成型などのナノテクノロジー技術を駆使し、幅広い分野の製品開発を行っている。
このほど開発した高透明薄膜導電性フィルム「クリアラスEMS(type:TFM)」は、50マイクロメートル以下の薄膜化を実現した。
従来品と同等の80%以上の高透明性と低抵抗値を持ちながら柔軟性を持つため、スペースに課題を持つアプリケーション用途に最適。幅広い用途で使用可能だが、薄型テレビなどの電磁波遮蔽材としての用途を見込んでいる。また、各種表示デバイスのフレキシブル透明電極などにも期待している。
同社の分散処理技術を生かしたジルコニア分散液は、用途に合わせて粒子径を制御している。3―6ナノメートルのシングルナノレベルで粒子径を制御でき、高透明性を必要とする用途に対応する。
スマートフォンやデジタルカメラの光学レンズ用途に最適で、屈折率が高く透明性の高いジルコニアの特性を生かせば、レンズの厚みを薄くすることができ小型・軽量化に貢献する。
同社ではナノレベルの粒子の微細化や複合化技術を活用し、新素材開発に取り組んでいる。今後も多岐にわたる製品開発を通じ、幅広い分野にソリューションを提供していく。
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