シングルチップ単相エネルギー測定プロセッサ2種

　米マキシム・インテグレーテッドは、単相エネルギー測定プロセッサの「７８Ｍ６６１０+ＰＳＵ／７８Ｍ６６１０+ＬＭＵ」のサンプル出荷を開始した。シングルチップのエネルギー測定サブシステムで、コスト、開発負担を軽減する。

　同プラスＰＳＵは、データセンターやサーバー、通信機器のリアルタイム監視向け。同+ＬＭＵは白モノ家電、スマートプラグ、ＥＶ充電器、ソーラーインバータなどの用途向け。

　２製品ともに、エネルギー測定機能を実現するとともに、製造コストを削減し製品化までの時間も短縮する。

　これまでのエネルギー測定ソリューションには追加のマイクロコントローラが必要で、設計コストの大幅な増加と開発期間の長期化の原因となった。シングルチップ化した新製品は、ユーザーは大きなコストや再設計が不要となり、既に存在している従来の設計に、完全なエネルギーメーターを簡単に追加できる。

　さらに、プロセッサの柔軟な測定およびホストインターフェイスによって、任意のシステムへの容易な集積化が行える。