LED明滅パターンのプログラムが可能なLEDドライブIC「FAN5646」

　フェアチャイルドセミコンダクタージャパン（ＦＳＪ、伊藤康彦社長）はこのほど、ＬＥＤの明滅パターンを容易にプログラムでき、多彩な視覚効果を実現するＬＥＤドライブＩＣ「ＦＡＮ５６４６」を発表した。

　 価格は５０セント　（１千個購入時）。新製品ＦＡＮ５６４６を使用することにより、ＬＥＤ明滅のためにマイクロプロセッサを動作させ続ける必要がなくなる。同社のＴｉｎｙＷｉｒｅデジタルインターフェイスによって、ＦＡＮ５６４６に独自のＬＥＤ点滅速度とパターンをプログラムできることで実現した。

　 また、ＦＡＮ５６４６動作中は、マイクロプロセッサからの停止信号を受けるまでに、このＬＥＤ明滅パターを継続する。

　 このような動作をさせる場合、通常はＬＥＤをレギュレータないしＦＥＴを介して電池に接続している。いずれの場合も、明滅パターンを維持するためにマイクロプロセッサを動作させ続ける必要があり、その分電池寿命を消費する。

　 ＦＡＮ５６４６は、こうした要件を満たす設計時に、システム全体のコストを低く抑えることを可能にした。

　 対象アプリケーションは携帯機器から民生、産業機器に至るまでの新しいライティング機能の搭載分野。