0.5ミリピッチ・フローティングタイプ基板対基板コネクタ「5668シリーズ」

　京セラエルコはこのほど、０.５ミリピッチ・フローティングタイプ基板対基板コネクタ「５６６８シリーズ」を開発し、生産・販売を開始した。

　 ５６６８シリーズは、耐振動性が要求されるカーナビゲーションシステムやカーＡＶ機器、工業用および医療用電子機器などの用途向けに開発された０.５ミリピッチ・製品高さ１２.０ミリメートル・平行基板接続・ＳＭＴタイプのフローティングタイプ基板対基板用コネクタ。可動領域は、�]/Ｙ方向にプラスマイナス０.５ミリメートル。

　 特徴は、プラグ側のフローティング構造（ツーピース化）により、コネクタを嵌合させた状態で基板実装の�]/Ｙ方向にプラスマイナス０.５ミリメートル可動させることができる。

　 同社独自の「ＴＷＩＮ―ＲＩＢ」機構を施し、フラックスの飛散や、基板の割りくずなどの異物を排除、高い接触信頼性を実現する。

　 コネクタ裏面に金属の露出がなくデッドスペースが小さいことから、製品の端子ランド対向間にパターン配線が可能で、高密度実装に最適な構造となっている。

　 温度範囲は、マイナス４０度Ｃからプラス１０５度Ｃに対応しており、車載用機器向けに最適。自動実装に対応。４００個入りのエンボステープ梱包で供給する。ＲｏＨＳ指令対応品。

　 極数は１００極、嵌合高さ１２.０ミリメートル、定格電流ＤＣ０.４Ａ　Ｍａｘ/コンタクト、定格電圧ＤＣ５０Ｖ/コンタクト、耐電圧ＡＣ５００Ｖｒｍｓ/ｍｉｎ、コンタクト材質は銅合金、インシュレータ材質は耐熱樹脂。生産数量は、当初月産２０万個。