電波プロダクトニュース
051201_08
90ナノ技術を採用したHGSTと共同開発したHDD用読み取りチャネルIC 独インフィニオン・テクノロジーズはこのほど、90ナノメートルの超微細加工技術を使用し、日立グローバルストレージテクノロジーズ(HGST)と共同開発した先進のHDD用読み取りチャンネルICを発表した。 90ナノ技術を採用したICはインフィニオンにとってこれが初。同社ではHDD向けに高度に集積された次世代のコントローラチップ開発に取り組んでおり、今回の読み取りチャンネルコアは、この取り組みで画期的な製品と評価している。 インフィニオンのASIC・デザインソリューション担当、サンドロ・セラト副社長は「90ナノ技術を導入した初の試験済み読み取りチャンネルコアは、最大3.6ギガヘルツのPLL(フェイズ・ロックド・ループ=入力信号や基準周波数と、出力信号との周波数を一致させる電子回路)スピードに対応。最大データレートは毎秒2.7ギガビットで、130ナノ技術を使用した現行製品に比べ約50%高速化を実現。より高速のデータレート、低消費電力、ダイサイズの小型化といった次世代のHDDに求められる要件をすべて満たす」と述べた。 新しい読み取りチャンネル技術は、垂直記録方式などの先進機能に対応。信号対ノイズ比に優れており、記憶密度向上をサポート。 HDDはPCのみならずデジタル家電やポータブル製品にも採用が広がっており、米調査会社ガートナー・データクエストの予想では、その市場規模は05年の33億ドルから09年には45億ドルに拡大する見込み。 インフィニオンでは、HGSTの共同開発による読み取りチャンネルICは、サーバーからモバイル製品まであらゆるHDDアプリケーションに対応可能と自信をみせている。 |
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