電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
11月8日051108_03 富士通メディアデバイス/富士通研究所 半導体複合部品 機能モジュール デジタル情報家電用

車載用ジャイロ技術を使った小型・高感度の2軸ジャイロ



富士通メディアデバイスと富士通研究所は、小型、高感度の2軸ジャイロ「FAR-S1DGシリーズ」を開発、06年2月末から出荷を開始する。デジタルカメラなどでは、上下および左右の2つの手ぶれ検出センサーが必要だったが、新製品は、1個の搭載で可能となる。サンプル価格は4000円。

新製品は、高感度なニオブ酸リチウム音叉型エレメントとアンプ、検出回路、温度補償回路などを1チップ化したICをパッケージ化したもの。これによって、6×8×1.35ミリメートルという業界最小クラスを実現した。

エレメントは、車載用ジャイロ技術を用いており、小型ながらも従来の手ぶれジャイロと同等の感度を達成している。

さらに、ユーザーアンプを組み込んだ2軸ジャイロ専用のICも開発。回路構成を簡素化するとともに、低消費電力化した。また、スリープモードも備えており、ロジック入力により、消費電流を動作時の約60%低減可能。

動作電圧は3.3ボルト。消費電流は5ミリアンペア。感度は0.67ミリボルト/deg/s。

2軸での小型化によって、デジカメ、ビデオカメラなどに加え、今後、携帯電話への搭載にも期待される。

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