電波プロダクトニュース
051102_06
AV機器向けシロッコファンモーターとハウジング一体型流体動圧軸受 ソニーはこのほど、AV機器向けに、流体動圧軸受を搭載したφ100ミリサイズのシロッコファンモーター「SFF22A」およびハウジング一体型流体動圧軸受「SFF14BB」を開発、今月中旬からサンプル出荷を開始する。 デジタルAV機器の高性能化、高画質化が進み、特に、プロジェクションTVやビデオプロジェクタ機器のランプやパネルなどの画像表示関連デバイスの発熱対策は、ますます重要な課題となってきている。 新製品は、こうしたニーズに対応する局所冷却用シロッコファンモーター。SFF22Aは、同社独自の開発による流体動圧軸受(S・FDB)の搭載と、流体解析により乱流を低減した翼設計により、業界トップクラスの静音で、かつ長寿命化を図った。冷却性能は、同社従来品比で製品実装時約3デシベルの静音化を実現。すでに、フルハイビジョンビデオプロジェクタ「VPL-VW100」で採用されている。 ボールベアリング(BB)モーターとは異なり、非接触回転の動圧軸受タイプのために、しゅう動音の発生がほとんどなく、不快なノイズを低減し、静寂性に優れている。時間経過による軸受ノイズの増加も微小。 搭載している流体動圧軸受は、密閉型構造(特許出願済み)のため、オイル保持能力が高く長寿命。点接触により回転体を保持するボールベアリングは、落下衝撃時の応力が点支持のため、ボールに傷が発生しやすく、騒音の原因になりやすいが、FDBは面で受けるため、衝撃による傷が発生しにくく、耐衝撃性は、ボールベアリングの約5倍を実現している。 |
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