電波プロダクトニュース
051021_06
コンパクトデジカメ向けチャージポンプ技術を利用した低背・低ノイズのCCD電源用IC 三洋電機半導体カンパニーは、チャージポンプ回路の大電流化により、低背化および低ノイズ化を実現し、コンパクトデジタルカメラの設計自由度を大幅に向上できるデジカメ用CCD電源ICのLV5606LPを開発、11月にサンプル出荷を開始する。 LV5606LPは、チャージポンプ技術を利用した携帯電話機向けCCD用電源ICの低ノイズ、薄型対応(コイル不要)などの技術を、素子の性能アップや、回路技術によりさらに進化させた。従来のチャージポンプの多段昇圧で難しいとされていた大電流化を実現。3.3ボルト入力からのプラス12-15ボルト、および6-8ボルト、昇圧電源でそれぞれ60ミリアンペア、110ミリアンペアの電流容量を実現している。 チャージポンプ電源の採用により、周辺部品にコイルやトランスを使わなくて済むため、高さを約3分の1(本体は0.85ミリ)に抑えられるなど、基板の小型化、低背化に最適。また、コイルを不要としたことで低ノイズ化。基板設計を容易にする。 CCD電源が別IC化されることで、既存回路の見直しができ、システム全体のデザインが最適化できる。また、ほかの電源を低耐圧プロセスで実現できるなどのメリットも生じ、コスト見直しにも通じるとしている。 CCDに必要な正負電源を低ノイズのチャージポンプ電源と定電圧電源で1チップ化したため、プラス3.3ボルト入力をプラス6倍、マイナス3倍昇圧し、所定の電圧にレギュレート。周辺部品は、コンデンサと抵抗だけで済み、設計も簡略化できる。 サンプル価格は1個200円。来年春で月産10万個を見込む。 |
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