電波プロダクトニュース
051024_01
ステップフリー構造で高速・高画質を実現した産業機器向けサーマルプリントヘッド ロームは、新開発のステップフリー構造を採用したサーマルプリントヘッドの量産を開始する。産業機器用サーマルプリントヘッドの高速、高画質、省電力とともに、高耐久性、高信頼性の要望に応えた。L判サイズを7秒でプリントできる業務向けのデジタルフォトプリンタ用サーマルプリントヘッドを06年1月から量産。300dpiで300ミリ/秒の高速印字を実現したバーコードプリンタ用サーマルプリントヘッドを06年2月から量産する。 ステップフリー構造は、電極の薄膜形成を工夫し、グレーズにアルミ電極を埋め込み、その上に抵抗体を形成することで、従来の薄膜方式であった発熱抵抗体とアルミ電極との段差をなくし、抵抗体の熱量伝達を最大化できた。 発熱体と紙との間に空気層がないため、発生した熱を効率良く紙に伝え、印字効率を上げることができた。 耐腐食性も向上。紙かすの付着を低減。異物による発熱体のスクラッチ破壊も低減できる。高硬度保護膜コートを用い、長寿命化も図った。 デジタルフォトプリンタ用サーマルプリントヘッドは、ステップフリー構造に16メガヘルツ駆動(ロジック電圧3.3ボルト)の新ドライバICの採用と、熱応答性の向上により、同社従来品で12秒かかっていたL判サイズのプリントを7秒に高速化できた。 今月からサンプル出荷を開始。06年1月から量産に入る。 解像度300dpi、印字幅4インチでL判サイズ縁なし、はがきサイズ縁なし印字できる開発品も12月にサンプル出荷を始め、06年3月から量産を開始する予定。 バーコードプリンタ用サーマルプリントヘッドは、解像度300dpiで300/秒の高速印字を実現した。電極部のイオン進入による耐腐食性を向上。紙かすの付着を減らした。 記録幅2インチと4インチをそろえた。今月からサンプル出荷を始め、06年2月に量産を開始する。 生産は、ローム甘木(福岡県甘木市)で前工程、ローム エレクトロニクス大連で後工程を行う。 |
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