電波プロダクトニュース
051021_05
各種超小型モーター用ネオジム系ラジアル異方性リング磁石 大同特殊鋼の子会社、ダイドー電子(岐阜県中津川市、野田孝昭社長)は20日、外径φ10ミリ以下の極小径リング磁石として世界最高磁気特性となる最大エネルギ積320KJ/立方メートル(40MGOe=メガガウスエルステッド)を実現したネオジム系ラジアル異方性リング磁石の製造技術開発に成功し、サンプル出荷を開始したと発表した。超小型HDD用モーター、超小型サーボモーター、DSC用アクチュエータなどの用途向けに開発したもので、セットの小型・軽量・省力化に貢献する。 新開発磁石は、同社の主力製品の1つであるNd-Fe-B(ネオジム-鉄-ボロン)ラジアル異方性リング磁石「NEOQUENCH-DR」(ネオクエンチDR)において、大同特殊鋼技術開発研究所との共同研究により、熱間押し出し加工法の原料から製造工程までの細部を見直し、極小径・高磁気特性を実現する独自の磁石製造技術を確立したもの。これにより、φ10-φ6.5ミリの極小径品で外径の5倍の長尺品製造を可能とし、40MGOeの高磁気特性を実現した。 焼結ラジアル異方性リング磁石と比較し、磁気特性、多極、薄肉、長尺化、モーター生産性などで優れる。 同社は1991年から独自の熱間押し出し加工法によるネオクエンチDRの製造販売を開始。今回の極小径品を合わせ、08年度にはネオクエンチDR売上げを4倍の年間40億円への拡大を目指す。 |
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