電波プロダクトニュース



051020_04
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
10月20日051020_04 フォスター電機 変換部品 音響部品 自動車機器用

車載向け16センチサイズで重さ98グラムの超軽量スピーカ



フォスター電機はこのほど、車載用途向けに、16センチサイズで業界で初めて重さ100グラム未満を実現した超軽量スピーカ「スーパーライトスピーカ」を開発した。従来品の16センチサイズスピーカは、600グラム程度のものが主力で、軽量タイプでも250グラム程度だったのに対し、スーパーライトスピーカは、大幅な軽量化(約98グラム)を実現しており、自動車の燃費向上などに貢献する。

新開発のスピーカは、マグネシウムをダイカスト製法でフレーム化し、有限要素法強度解析で最適形状を図った。同時に、新しい発想により、ボイスコイル径を小さくしても、駆動力を維持できる磁気回路構造を取り入れ、有限要素法磁場解析により最適化を行うことで、従来の軽量磁場回路に比較して、約50%の軽量化を達成した。

SPL(能率)は、88.0±2.0デシベル。20ワット。

設置場所がSPに

スーパーライトスピーカは、先頃開催されたCEATEC ジャパン2005(千葉市・幕張メッセ)に出品され、注目を集めた。

さらに同社では、スピーカを設置した場所自体をスピーカに変えてしまう新コンセプトの超磁歪アクティブスピーカを開発(特許出願中)。超磁歪素子の特徴である高速応答性、および大駆動力を応用し、設置した場所をスピーカに変えることができる。スピーカキャビネットを使用しないため、省スペース化とレイアウトフリーを実現する。


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