電波プロダクトニュース



051017_02
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
10月17日051017_02 アギア・システムズ 半導体集積回路 専用IC デジタル情報家電用

小型HDDの大容量化を実現する垂直記録方式対応の新ストレージSoCのIC



米アギア・システムズ(日本法人=東京都品川区)はこのほど、小型ハードディスクドライブ(HDD)向けの新しいストレージICを発表した。垂直記録方式のHDDへの対応をさらに進め、ポータブル民生機器市場の要求する大容量化を実現する。

同社は、HDD向けストレージIC分野で世界トップクラスの実績を誇り、ストレージ事業を主力事業の1つとして展開する。今回発表したストレージIC「SC1200」は、リードチャネルとともに、インターフェイスコントローラ、ハードディスクコントローラを1チップ化したシステムオンチップ(SoC)。1.8インチ以下の小型HDD向けに設計した。




米本社ストレージ事業部のゲーブ・ゴタードマーケティングバイスプレジデントは「成長が続くHDD市場でも小型HDDは特に成長が著しい分野。今後、面積あたりの容量でフラッシュメモリーを大幅に上回る垂直記録方式が本格的に採用され、さらに成長は加速する」とする。

新製品は、従来の水平記録方式に比べて、より高精度な制御を求められる垂直記録方式に対応する。SoCとともに、ストレージシステムを構成するプリアンプIC、モーターコントローラICとの連動性能を追求し、1.0インチHDDで12ギガバイト以上の記録容量を可能にした。

「水平記録方式ではSoC、アンプ、モーターコントローラはそれぞれ個別に性能を追求しても対応できたが、垂直記録方式では、システムレベルで設計しないと対応できない。今後は、当社の発売するSoC、アンプ、モーターコントローラは、システムとして最適化した製品を提供していく」(同マーケティングバイスプレジデント)としている。

「SC1200」のダイサイズは、従来製品に比べ30%程度縮小し、BGAパッケージを採用。既存のATA規格、コンパクトフラッシュ規格に加え、MMC規格、CE-ATA規格のインターフェイス制御に対応する。サンプル価格10ドルで、06年前半にサンプル出荷を開始する。

| 全新製品情報 | 一般電子部品:製品別リスト |
|
電子デバイス:製品別リスト | 電子デバイス:用途別リスト|
|
ホームページへ戻る | 次データへ |