電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
10月14日051014_04 サムスン電子 表示デバイス 液晶・プラズマ・CRT 一般民生用

32インチ用カラーフィルタ不要のTFT-LCDパネル



【ソウル支局】韓国サムスン電子は12日、32インチのカラーフィルタ不要のTFT-LCDパネルを開発したと発表した。LCDテレビの価格をさらに削減する技術と、同社では自信をみせている。06年第2四半期に量産開始の予定。サムスンでは、19日に横浜市で開幕する平面パネルディスプレイの展示会「FPDインターナショナル2005」でも新パネルを披露する。

従来のLCDは、バックライトによって放射される白色ライトを赤、緑、青のサブピクセルに分解するために、冷陰極蛍光(CCFL)バックライトとカラーフィルタの両方が必要だった。

だが、サムスンが新開発したカラーフィルタ不要のLCDパネルは、有機EL(LED)から放射される赤、緑、青(RGB)の波長に基づいた正確な色調を迅速に決定する順次色処理法を採用している。画素はLCDを通じて空間的に配置されないため、カラーフィルタを使用する必要がない。

サムスンのLCD開発センターでは「カラーフィルタ不要のLCDを独自に開発したおかげで、当社は最高品質のLCDパネルをかなり低価格で生産できる。これにより高精細(HD)LCDテレビの標準サイズの32、40、46インチ製品で当社の市場の地位をさらに強化することができる」とコメント。

また、新パネルの製造には工場の新設も不要。生産プロセスを短縮し、生産量を拡大することで、LCDテレビ市場でのコスト競争でもサムスンは優位に立てるという。

順次色処理法によるディスプレイを開発するため、同社のLCD開発チームは新しいRGB放射LEDバックライトを使用。バックライトからのRGBライト放射を正確に順次、組み合わせることで、新LCDパネルはNTSC(地上波アナログカラーテレビ放送の方式を策定する米標準化委員会)規格の110%のカラー彩度を提供。一方で、輝度500nitでテレビ向けの開口率は78%という高さを実現している。

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