051014_02
AV用など３種類の用途別信号処理用マルチメディアプロセッサ  松下電器は１３日、３種類の信号処理用マルチメディアプロセッサ「ＵｎｉＰｈｉｅｒ（ユニフィエ）プロセッサ」を開発し、同プロセッサをそれぞれ搭載する３つのシステムＬＳＩ「ＵｎｉＰｈｉｅｒ」を発表した。（１面参照） ３種類のＵｎｉＰｉｅｒプロセッサはそれぞれ「パーソナルＡＶ用」「携帯電話用」「ホームＡＶ用」と用途分野別に機能を最適化したプロセッサ。３種類は共通の命令並列処理プロセッサ（ＩＰＰ）を搭載し、ソフトウエアの共通化が可能になっている。 パーソナルＡＶ用プロセッサを搭載した「パーソナルＡＶ用ＵｎｉＰｈｉｅｒ」は、低消費電力と高性能を両立化。ＳＤカードやＤＶＤ、ＨＤＤなど多彩な記録メディアに対応する。製造プロセスは、１３０ナノプロセスを採用している。トランジスタ数は５２００万個。 同じく１３０ナノプロセスを採用する「携帯電話用ＵｎｉＰｈｉｅｒ」は、超低消費電力性能を追求しながら、ＱＶＧＡサイズのＭＰＥＧ４エンコード/デコードやＨ・２６４デコードなどの機能を持つ。地上デジタル放送の１セグメント放送の長時間視聴に対応する。 「ホームＡＶ用ＵｎｉＰｈｉｅｒ」は、９０ナノメートルプロセスを採用し、トランジスタ数は１億３千万個に及ぶ高性能システムＬＳＩ。「ＨＤＴＶ ＭＰＥＧ２」の２チャンネル同時デコードや、Ｈ・２６４デコード、バックエンド処理をワンチップで実現する。 | ||||||||||||