051012_03
電源ステータス監視用の力率改善制御IC  ルネサス テクノロジはこのほど、AC/DCコンバータなどの前段に使用する力率改善（ＰＦＣ）回路向けに、力率改善制御ＩＣ「ＨＡ１６１７４」を開発、きょう１２日からサンプル出荷を開始する。サンプル価格は２８０円。量産は１１月から当初月２万個で開始し、０６年９月から月５０万個で生産の予定。 新製品は、異常検出、回路保護用の諸機能内蔵によるインテリジェント化により、従来外付け部品との組み合わせで実現していた電源ステータスの監視がこのＩＣだけで可能になる。 また、オンオフタイミング調整可能なパワーグリッド信号機能、ホールド時間を任意に設定可能な瞬停対策機能、不要な電流チャージ時間を省いたクイックソフトスタート機能、メーンループの断線検知機能、オートゲインセレクタ機能などを内蔵している。 この製品を使用すると、フラットパネルＴＶやサーバー、ＰＣなどの１５０ワットから数キロワットの電源の小型化や回路設計の容易化を実現できる。 パッケージは、面実装のSOP-16と挿入タイプのDILP-16をそろえている。 | ||||||||||||