アルミ電解コンデンサ「QSシリーズ」
容積2.5ccの小型トナー濃度センサー
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ニチコンは、ACサーボモーターアンプ、汎用インバータなどの電源平滑用に適した高速充放電対応基板自立型アルミ電解コンデンサ「QSシリーズ」と、カラー複写機やレーザープリンタ用の容積2.5ccの小型トナー濃度センサーを開発した。
QSシリーズは、高安定電極箔と低比抵抗高耐熱電解液を採用。定格350-450ボルトDCで、82-820マイクロFの低静電容量領域をカバーし、105℃3000時間保証の高信頼性を実現した。温度範囲マイナス25-プラス105℃、製品寸法φ22×L25ミリ-φ35×L50ミリ。長野工場(長野県安曇野市豊科)で今月から月産100万個で量産する。サンプル価格300円。トナー濃度センサーは、入反射角の最適化で距離変動やあおり変動を低減、トナー検出性能を向上。カラー複写機やレーザープリンタのトナー付着量を測定し、色の再現性を正確に維持できる。検出距離Leng6-7ミリ、出力電圧VoA4.5ボルト(反射体A:EVERS BLACK No・0005光沢面)、VoB0.28ボルト(同B:EVERS GRAY No・3000マット面)。
同社従来品で採用していたディスクリートのフォトダイオード、LEDの光学素子をベアチップ光学素子に替え、COBでモジュール化した。これにより、センサーの容積を同社従来品の7.5ccから半分以下の2.5ccに小型化できた。
ハイブリッドICなどを生産するニチコン亀岡(京都府亀岡市)で12月から量産に入る。サンプル価格1000円から。 |