電波プロダクトニュース
051006_03
高性能と低消費電力実現の民生電子/携帯電話向けプロセッサ 英ARMは4日、高性能と低消費電力を実現する民生電子、携帯電話向けプロセッサの新製品「Cortex-A8」を発表した。 同プロセッサはソフトプロセッサコアDMIPSを最大2000個提供し、マルチチャンネルビデオ、オーディオ、ゲームアプリケーションを動作する民生電子向けプロセッサとして最適としている。 また、次世代の携帯機器向けとしては、65ナノメートルのプロセス技術採用により、業界をリードする高性能と電力効率の良さを提供する一方、消費電力は300ミリワット以下を実現。同プロセッサを搭載した初の低コストの大量製品は、デスクトップ並みの高性能を提供するとARMでは自信をみせる。 同プロセッサの処理スピードと電力効率の良さは、ARMの「インテリジェント・エネルギ・マネジャ」(IEM)をサポートする「ARM Artisan」ライブラリにより実現。同プロセッサは、迅速なシステム設計を支援するため、ソフトウエア開発ツール「リアルビュー」や、デバック・追跡技術の「コアサイト」など多彩なARM技術によりサポートされる。 ARMは既に、同プロセッサを米フリースケール、松下電器産業、韓国サムスン電子、米テキサス・インスツルメンツ(TI)などにライセンス供与済み。今後は主要EDA(電子設計自動化)やOSベンダーにも提供していくとしている。 「Cortex-A8」ライセンスは即日入手可能。民生電子用のアドバンテージモデルは06年第1四半期に提供される。 |
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