平面インダクタ断面図 |
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@NiZnフェライト |
A銅コイル |
B樹脂フェライト |
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JFEミネラルは3日、独自の新構造を採用することによって、0.6ミリメートル厚という超薄型を実現したパワーインダクタを開発したと発表した。
月間100万個の供給体制を整備した。サンプル価格は50円。
フォトリソ技術および銅メッキプロセスで形成したスパイラル状コイルを上下の低損失NiZn系フェライト焼成シートで挟み込み、コイル間はフェライト粉末と樹脂を混合した樹脂フェライトを充填した構造を採用した。これにより、3.2×2.5ミリメートルサイズで厚さがわずか0.6ミリメートル。しかも、許容電流は最大2アンペアという大電流対応を実現している。
品ぞろえはDC-DCコンバータのM(メガ)ヘル
ツ スイッチング周波数をカバーするインダクタンス0.5-5.1マイクロH。
携帯機器の電源用インダクタとしては、これまで巻線型、積層型が使用されてきた。同社の新構造のインダクタは両者の特徴を兼ね備えている。 |