電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
10月4日051004_01 ミツミ ユニット 電源・アンテナ・高周波部品 一般産業用

近距離で多数のノードとの間のスター型ネットワークを想定した超低消費電力の無線モジュール



ミツミ電機はこのほど、消費電力をスリープ時40マイクロワット、送受信ピーク時66ミリワットに抑えた、超低消費電力無線モジュール「WML-C41」(2.4ギガヘルツ対応)の開発を完了した。サンプル価格は3000円。06年3月から、月産25万個の量産開始を予定する。

新製品は、50メートル以下の近距離で多数のノード(数万個以上)との間のスター型ネットワークを想定した無線通信ネットワークを実現できる無線モジュール。アプリケーションは、センサーネットワークやアセットトラッキング、さらに近年国内でも普及が加速している小売店向け電子棚札用を想定している。



従来技術である無線LANモジュールやブルートゥースモジュールなどと違い、新製品はアプリケーションに特化したファームウエアを組み込み、ROM/RAMサイズを最小限に抑え、コスト低減を実現している。また、MACレイヤーの工夫により独自の通信プロトコルを開発し、消費電力を抑えることに成功した。

内蔵されているRFシステム・オン・チップICは、米Jaalaa社と共同開発したもの。J社固有のRFおよびアナログ・デジタル混載回路設計技術とミツミ電機の固有のアナログ回路設計技術を融合し、小型で低価格のRF ICを実現している。

デバイスを自動認識

使用周波数帯域は、2.400ギガヘルツ-2.484ギガヘルツ。通信距離は、50メートルmax。26万個以上のデバイスをサポート。ネットワークがデバイスを自動認識(プレイス&プレイ)できる機能をサポート。赤外線リモコン入力機能(オプション)も搭載。チャンネルは20チャンネル。電池寿命3年(動作間隔2秒、1000ミリアンペアhバッテリ使用時)。

センサー、RFIDタグ、電子棚札、小型ディスプレイ、各種制御機器など大量の端末を無線でネットワークにつなげる需要が今後ますます拡大していくことが予想されている。この用途での無線通信は、一般に小パケットデータ転送が用いられ、かつ低消費電力、低価格の無線モジュールが必須とされている。


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