電波プロダクトニュース
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電磁両立性(EMC)を高めるRFIDアンテナ感度増強用リカロイ磁性シート アルプス電気は29日、金属ガラス「リカロイ」を応用したRFIDアンテナ感度増強磁性シート、RFID用リカロイ磁性シート「HMLSRシリーズ」を開発したと発表した。10月上旬からサンプル出荷を開始する。同シートは、従来のFe-Al-Si系合金を使用した磁性シートと比較し、約1.3倍の高い透磁率を持ち、優れた電波吸収力を発揮する。 HMLSRシリーズは、無線タグに届くべき電波が、付近に存在する他の部品・部位から発せられる電波・電磁波などによって阻害されない電磁両立性(EMC)を高める製品の1つとして開発したもの。素材に同社開発の金属ガラス「リカロイ」を使用し、リカロイの特性である高透磁率により電波を効率良く集め、RFIDアンテナの感度増強に貢献する。フレキシブルなシートであるため、形状自由度に貢献する。 リカロイは、鉄を主成分とした金属ガラス。結晶構造を持たないアモルファス金属で、形状の自由度が高く、さらに、磁界をかけると磁化しやすいという軟磁気特性を示す。 サンプル価格はA4サイズで5万2500円。開発・生産は磁気デバイス事業部小出工場(新潟県魚沼市)で行い、当初、月産10万枚の生産体制(A4サイズ換算)を予定する。 シートの大きさは、標準150×180ミリメートル、最大180×300ミリメートル。厚さは0.05/0.10/0.20/0.50ミリメートル。ノイズ抑制有効周波数範囲13.56メガヘルツ。使用温度範囲はマイナス40度-プラス130度C。 |
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