開発した表面フィルムと従来品との比較
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画像の先鋭性 |
映り込み防止性 |
表面硬度 |
汚れ固着防止 |
新型表面フィルム |
◎ |
◎ |
◎ |
◎ |
防眩フィルム |
△ |
◎ |
○ |
○ |
防眩ARフィルム |
○ |
◎ |
○ |
△ |
光沢フィルム |
◎ |
× |
○ |
△ |
光沢ARフィルム |
◎ |
△ |
△ |
○ |
AR・・・仮反射処理(Anti-Reflection)
(出所:大日本印刷)
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大日本印刷は、従来の防眩(アンチグレア)フィルムと光沢(グレア)フィルムの長所を持ち合わせ、映り込みなく色鮮やかに画像表示できる液晶テレビ用の表面フィルムを開発した。10月から岡山工場の既存ラインで量産を開始し、06年度で70億円の売上げを見込む。新製品は透明フィルムに特殊な樹脂を塗布し、表面の形状を精密に均一化している。樹脂の硬度が高いので、傷がつきにくく汚れをふき取りやすい。
帯電防止機能や高精細ディスプレイ用、低反射処理など様々なグレードを用意し、解像度や方式にかかわらずすべての液晶テレビに用いることができる。
当面、液晶テレビ向けとして偏光板フィルムメーカーに供給するが、今後PDPや有機ELなど他の方式にも用途を広げていく。 |