電波プロダクトニュース
050923_01
毎秒10ギガビットで40キロメートル伝送可能な小型光送受信器 三菱電機はこのほど、毎秒10ギガビットの光通信ネットワークで40キロメートルの長距離伝送が可能な、高放熱性能をもつ小型 光送受信機「MF-10KSXBシリーズ」を開発、10月1日からサンプル出荷を開始する。サンプル価格は30万円(税抜き)。量産開始は06年1月の予定。 新製品は、風洞実験と熱シュミレーションの結果に基づいて、筺体と放熱板を一体化させた構造に最適化し、一般的な構造との比較で放熱特性を140%改善、許容発熱量6ワットを実現した。これにより、10ギガビット/秒で 40キロメートルの長距離伝送を可能にし、これまで困難であったDWDM(高密度波長分割多重方式)半導体レーザーの搭載にも道を開いた。 また、最新の業界標準であるXFPの電気的接続条件に準拠。通信機器側の設計を変更することなく、通電状態のままでの光送受信機器の交換を可能とした。さらに、10ギガビット/秒帯付近の転送レートは、情報処理系規格と通信系規格では相違があり、それぞれ規格に対応する異なったシステム開発が必要であったが、今回、PLL回路の採用により、広範囲の伝送レートに対応可能とした。 同社では、今回の製品を足がかりとして、12月にDWDM対応で伝送距離を80キロメートルに延長し、07年12月頃には、1530ナノ-1560ナノメートルの波長可変に対応した光送受信器を開発する予定。また、高速化およ動作温度範囲を拡張することも計画中である。 |
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