電波プロダクトニュース
050922_12
角度誤差0.5度以内実現、車載用を目指す高精度非接触回転角センサー 旭化成電子は、自動車などで使用できる高精度非接触回転角センサーを開発した。11月からサンプル、06年6月から量産を開始する。08年度に5億円、10年度には15億円の事業規模を見込む。 新製品は、薄膜技術を使った高感度ホール素子と角度精度の温度依存性を補償する独自のアルゴリズムの開発によって、マイナス40-125℃という広い温度範囲で角度誤差±0.5度以内という高精度を実現。 また、スピン、衝突などを回避する走行安全性に使用する舵角センサーで要求される360度の回転角測定範囲を有する。 センサーの構成は、1.5ミリメートル角×0.6ミリメートルサイズの専用ホール素子2個と専用ASIC1個。2極に着磁されたマグネットの回転角を、非接触の状態で検出するもの。素子とICを分離したことで、リング状のマグネットでも使用できるため、中空エンコーダにも対応する。センサー出力はアナログ、デジタルの両方に対応できる。 さらに、ICは不揮発性メモリーを搭載。ホール素子の駆動条件、ゲインをプログラミングで変更可能であるほか、故障検出機能を搭載。実装誤差の影響を取り除くために、キャリブレーション機能も有する。 自動車のモーター制御やステアリングなどの回転角センサーでは、これまで光学式、ポテンショメーターなどが多く用いられてきた。新製品は、今後の自動車における安全性、信頼性、快適性などの進展を踏まえたセンサーとしての用途に対応していく。 |
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