電波プロダクトニュース
050908_02
90ナノプロセスの高機能携帯向け256メガビットUtRAM 【ソウル支局】韓国サムスン電子は6日、90ナノメートルのプロセス技術を採用した初の256メガビットUtRAM(ユニット・トランジスタRAM。疑似SRAMの一種)を開発したと発表した。高機能の携帯電話設計に比類のない高速、高集積、高互換性を提供する。同社では今月末に初のシリコンサンプルを携帯電話メーカー向けに提供する計画。 同製品は133メガヘルツで動作する世界最速の疑似SRAM(PSRAM)で、従来の80メガヘルツPSRAMデバイスに比べデータ処理速度が1.7倍。第3世代携帯電話の、さらにハイエンドのマルチメディア機能を実現する技術として注目を集める。 PSRAMはDMRMのメモリーセル・コンフィギュレーションと、SRAMあるいはNOR型フラッシュメモリーのインターフェイスを有するメモリーチップ。安価で記憶容量の大きい低消費電力メモリーとして、携帯電話市場を中心にSRAMの代替製品として需要が拡大している。「UtRAM」はサムスンが登録商標したPSRAM製品。 今回、同社が開発した256メガビットのUtRAMは、JEDEC(電子部品の標準化を推進する米国の業界団体)によるPSRAM規格に完全準拠。単体デバイスまたは、携帯電話向けのメモリーオプションの1つとなったマルチチップパッケージ(MCP)の主要部品として入手可能。量産は05年末の予定。 現在、サムスン電子がシェア30%を占めている世界のPSRAM市場は08年まで年間平均33%の拡大が予想される成長分野。高性能3G携帯電話に対する需要の拡大が、同製品の成長を支えている。米調査会社IDCでは、08年の携帯電話出荷台数は世界で8億9200万台、うち3G製品は2億6千万台を占めると予想しており、PSRAMの需要もこれに連動して拡大する見込みだ。 |
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