電波プロダクトニュース
050908_01
デジタル機器の広帯域ノイズ対策用機能性高分子アルミ電解コンデンサ パナソニック エレクトロニックデバイスは等価直列インダクタンス=ESL(500メガヘルツ)を600ピコヘンリー(pH)に、等価直列抵抗=ESR(100キロヘルツ、20℃)を18ミリオームに抑えた機能性高分子アルミ電解コンデンサ「SP-Cap」を開発し、9月から量産を開始した。 薄型テレビ、DVDレコーダ、カーナビなどのデジタル機器で課題となっているノイズ対策用の部品で、メガヘルツ−ギガヘルツ帯の広帯域の輻射ノイズを大幅に低減できる。電源回路の安定化にも優れている。トータル約1000個のノイズ対策部品を使用しているデジタルTVに今回の新製品を使うと、ノイズ対策部品をほぼ半減することが可能。 コンデンサビジネスユニット(京都府宇治市)でSP-Capの低ESL品「Lシリーズ」として月産50万個で量産をスタートさせた。サンプル価格150円/個から。 アルミ電極素子の積層構造を改善。内部電極と外部電極との引き出しを工夫して陰極、陽極ともに下面電極構造にした。これにより陰極、陽極とも側面から電極を引き出していた従来品に比べ、電流をコンデンサから早く取り出せるようになった。 輻射ノイズの除去に有効なコンデンサ特性のESL特性(500メガヘルツ)をこれまでの1200pHから600pHに低減。電源回路の電圧平滑化に貢献するESR(100キロヘルツ、20℃)も18ミリオームと超低ESR化した。 定格電圧2-6.3VDC、静電容量範囲47-180μF、耐久性105℃1000時間、カテゴリ温度範囲マイナス40−プラス105℃、製品寸法7.3×4.3×1.9ミリは同社従来品と同じ。 |
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