電波プロダクトニュース
050705_02
金属錯体高分子を電極材に採用、酸化還元を使った高エネルギー密度・低コスト・長寿命のキャパシタ 日本ケミコンは4日、米・ジェンスリーパートナーズ社が開発した金属錯体高分子を電極材に用いた次世代キャパシタ「AESD」を開発したと発表した。06年春にはサンプル出荷を開始する。この成果は、11日から米国サンディエゴで開催されるキャパシタに関する技術発表会である「ACWS2005」で紹介する。 新技術は、酸化還元を使ったキャパシタで、電気二重層キャパシタのパワー密度を犠牲にすることなく、エネルギ密度を飛躍的に高めることに成功し、高性能二次電池と電気二重層キャパシタの弱点を補完できる第3のエネルギデバイス。 電気二重層キャパシタが約10ワットh/Lであるエネルギ密度は20ワットh/Lに向上したほか、駆動電圧は3-3.3ボルトと高い。温度特定については、60℃まで性能の劣化がなく、しかも充放電サイクル性能は10万回程度と長寿命である。 材料は低コストで、製品形状の自由度も高い。 同社では、充放電サイクル性能などの耐久性の向上を図りながら、まずは、携帯機器や民生機器向けの小型分野での商品化から展開し、中長期的に自動車分野やエネルギ産業分野向けの大型品の開発に取り組んでいく。 |
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