電波プロダクトニュース
050630_02
高性能カメラレンズ・光ピックアップなど多様な用途向に透明性と短波長透過率を高めた透光性セラミックス 村田製作所は透光性セラミックス「ルミセラ」の透明性、短波長透過率を大幅に高めた新材料「Type-Z」を開発した。 厚肉品の作成が可能になったことから高性能カメラ用レンズや中大口径レンズ、プリズム、光ピックアップなど多様な用途展開が図れると期待。来春をメドに量産実用化を目指している。 Type-Zは04年に商品化したルミセラの製造プロセスをより光学用途に適した条件に改善し、高屈折率ガラスと同程度の無色に近い着色状態を実現。透過率も屈折率が2.095と高いにもかかわらず、内部吸収が小さく、ほぼ理論値通りの透過率を達成。UV透過波長の350ナノメートル近辺でも高い透過率を有している。短波長域における透過率も高屈折率ガラスだけでなく、汎用ガラスに匹敵する値を得ている 世界初のセラミックレンズとしてDSCのレンズモジュールで実用化しているルミセラに使用している従来材料「Type-E」が、高屈折ガラスに見られるような若干の黄色い着色があるため、利用可能な肉厚に制限があった。新材料Type-Zはこの課題を解決した。 屈折率はType-E同様、g線(435ナノメートル)からC線(656ナノメートル)のすべてにおいて2.00を超え、屈折率、アッベ数ともType-Eと同程度とType-Eの優れた特性を維持している。 |
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