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大きさ2ｘ1.6ｘ1.6ミリ実現でAV機器分野の小型化にメリットのある信号系巻線チップインダクタ  太陽誘電は２０日、2×1.6×1.6ミリメートルサイズの信号系巻線チップインダクタ「ＬＢＭ２０１６」を開発し、販売を開始したと発表した。群馬県・中之条工場で、月間３００万個の生産能力で量産を開始。１年後には、同１千万個を予定。サンプル価格は２０円／個。 一般的な信号回路では、インダクタとコンデンサによる特定の信号を選び出すフィルタが必要。高密度実装が進展する中、信号系インダクタにも小型化ニーズが活発化している。新製品は、特性に関与しない無駄なスペースを徹底的に排除した独自の構造を採用し、同等特性品に比べて素子面積で３６％、体積で４３％削減した。 さらに、電源系巻線インダクタの技術を応用することで、信号系インダクタの従来品と同等の高Ｑ値、狭公差を維持している。 外装に含まれる材料の配合比率や、フェライトの軸芯形状を最適化することで、１マイクロ―１００マイクロＨのインダクタンス値で１５種類のラインアップを揃えた。 特に、信号系インダクタの使用頻度が高いテレビ、オーディオ、ＳＴＢなどのＡＶ機器分野の小型化にメリットがある。 |
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