電波プロダクトニュース
050609_01
変調部と出力パワー部を1チップ化した完全デジタル入力のオーディオ・パワー・アンプ 日本テキサスインスツルメンツ(日本TI、山崎俊行社長)は、変調部と出力パワー部を1チップ化した、完全デジタルのオーディオ・パワー・アンプ「TPA3200D1」を今月末から量産出荷する。フラット・パネル・ディスプレイ、薄型TVなど、高品質の映像に見合うサウンド・クオリティを求める日本市場でのビジネス拡大に大きな期待をかけている。 新製品は、完全デジタル入力の「クラス-D」(D級動作)モノラル・オーディオ・パワーアンプ。従来のリニア動作(アナログ)のアンプ製品と比較して、高効率で動作、発熱も少ないため、外付け放熱器のスペースを削減できる。 従来のソリューションでは、変調部と出力パワー段が別チップになっていたため、回路が複雑になり、部品点数が多くなるという問題があった。 新製品は、1チップ化にすることで、外付け部品点数と実装面積の削減に貢献する。 出力段は、スピーカがフィルタの役割をすることから、LCフィルタが不要となった。 これらの特徴により「低コスト化を可能にし、組み込み型の省スペースアプリケーションに最適」と、同社では強調している。 TPA3200D1のデジタル入力は、24ビットの2IS、または16ビットのオーディオ/フォーマットを採用、ほとんどのオーディオ・プロセッサやDSPと直接接続でき、完全デジタルパス化にすることにより、外来ノイズからの影響を低減し、レイアウト上の制約を軽減する。 44ピンのTSSOPパッケージで価格は360円(1千個受注時)。 |
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