電波プロダクトニュース
050608_05
摂氏260度以上の耐熱性と紫外線による変色防止機能を有する全光線透過率94%の超透明シリコーン 工業用ゴム製造の朝日ラバー(さいたま市大宮区、横山林吉社長)は、06年3月期売上高50億円を目標にした中期経営計画の達成に向け、新規開発商品の販売を本格化する。 青色LEDの発光色を、白色などに変換するLEDホワイトキャップは、05年3月期比45.9%増の5億5千万円の売上げを計画している。 同社の05年3月期連結業績は、売上高40億5700万円(前年比17.6%増)、営業利益2億5100万円(同7・8%増)、経常利益2億5100万円(同18.9%増)、当期純利益は1億4700万円(同30.9%増)。 主力の小型電球彩色用ゴムは、車載機器の光源が、電球からLEDに移行が進み、前年比3%減だったが、LEDホワイトキャップなど、新規開発商品が成長し、増収増益となった。 LEDホワイトキャップは、小型電球彩色用ゴムに代わる製品として、主に自動車のメーターパネル、オーディオパネルなどのLED照明の用途がある。05年3月期は11車種で搭載された。 ただ「期初の予想よりも自動車用光源のLEDへの移行が遅れた」(同社)とし、当初売上げ計画を若干下回った。「今期は、遅れているLEDへの移行が進むことや、明るすぎるLEDの光を抑えるという遮光用キャップという新たな用途もあり、売上げ増が期待できる」。 新規開発商品では、全光線透過率94%を誇る超透明シリコーンも、前年比57.7%増の4億1千万円を見込む。同製品は、260℃以上の耐熱性と、紫外線によって変色しない特徴を持ち、LED用集光レンズなどの用途で、今夏から本格量産を開始する。 また、ゴムと金属、ゴムと樹脂を、溶剤なしに接着させる「SLAT」や、医療用ゴム製品などの新規事業の売上げ拡大も見込んでいる。 |
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